街歩きのマリメッコ
世の中も色々ありました。
私も色々あって、湾岸女子が山の手女子になりましたが、
タイトルは変えずにこのまま行きます。
さて、5年程トリーバーチのリュック(ナイロン)を愛用していましたが、中身の重さに耐えられなかったのか、縫製がほつれ、リュックの口を絞る合皮の紐もちぎれかけてしまいました。
取り敢えず、東急ハンズで買って来た革の端切れで補修。
(中古を売りに出すつもりもないため、自力で補修☆)
梅図かずお先生の『漂流教室』を読んで以来、
人生のバッグパッカーと化して、街歩きでも最低限の生活必需品を持ち歩いている私は、
普通の女子より荷物が重すぎるので、トリーバーチのリュックには申し訳ないことをしたと思っています。
だって、ニューヨークを軽やかに歩くひとのためのブランドだもの(多分)。
一度、二年前にも修理に出したのですが、
開口部カバーの磁石を支える布、カバーと本体の縫い目、本体と肩ひものつなぎ目等4カ所ほど直して一万円掛かりましたので、さすがにまたこの出費は痛い。
同じ値段を出せば別の新品が買えるわけだから、この際、買い替えることにしました。
雨にも強いと聞いたマックパック
にも興味があったのですが、なんで日本で街歩きに使われないかが、
実物を見てわかりました。
…ゴツい。なんかデカい。
ニュージーランドだもの。
盆栽を好む日本人とは感覚が違いますって。
少なくとも、女子がちょっとワイルドに決めたい☆みたいなワイルドとは、
まー、ガールスカウトとスワットくらいの違いがあるかと。
本格的な山歩きには評判の良い品なので、
本格的な山歩きをしたい時にまた考えようと思いました。
と言うわけで、
ずっと気になっていたマリメッコ(marimekko)のメトロ(Metro)を、
ですが生活の知恵で、ネットの最安値ショップで購入。(レビューを見て、良心的そうな店をセレクト)
良いお店に当たり、段ボール梱包のうえビニールに入ったタグつきの品物で、made in China と製造場所も明記してありました。
同じマリメッコでも、フィンランドや東欧、東南アジアなどの製品の方が良いかも、と考えておりましたが、到着した中国製は縫製も整っていて安心しました。
(様々なレビューを見ると、中国製は当たり外れがあるようです)
マリメッコには大きいサイズのバディ(buddy)(およそW27cm×H41cm×D17cm)と、小振りなメトロ(W26cm×H38cm×D13cm)があり、どちらにするかずっと悩んでいました。
たまたま街で、中身があまり入っていないせいで潰れた形のバディを背負っている人を見かけ、バディもある程度中身が入らないと形が整わない(カッコワルい)ことを知りました。
メトロでは小さすぎるかもしれないと心配しながら購入し、到着して箱を開けたとき、やっぱり小さいかもしれない…と最初は思いました。
■ 本体 ■
試しに、これまで愛用していたトリーバーチから、中身をすべて移してみると…
・レスポのKASEYと化粧ポーチと折り畳みバッグ、
・バッグ・イン・バッグ代わりにしているキプリングのショルダーバッグ(アルバー)<携帯用懐中電灯、ミニ裁縫セット、爪切り、ハンド・ミラーに柘植の櫛等々…が詰め込んである☆>、
・軽量折りたたみ傘
・ペンケース
・歯磨きセット
・六本入り色鉛筆セット
が、本体にすっぽり入りました。
リュックの宿命ですが、下にものを入れると上の方が空いてしまうので、
ここにもう一つ何か適当なバッグ・イン・バッグを入れ(私の場合、通販生活のプレゼント品)、その中によく取り出す、
・携帯電話
・お財布
・キーケース
・ほか小物
を入れて、ピッタリおさまりました!
その他、モバイルが入る場所も背中部分にありますが、当面使わないので仕切り代わりにし、ここにレスポのKASEYと歯磨きセット、色鉛筆を入れています。(サイズ的にピッタリ)
本体中にはポケットもあり、開口部裏にもメッシュのチャックつきポケットがありますから、
ティッシュや飴、非常食のミニ羊羹など細々したものも収納出来そうです。
■ サイドポケット ■
メトロのサイドポケットに関しては、ネット上のレビューにもあったのですが、チャック部分が若干狭いため、手の大きい女子には(恐らく男子にも)手が入れづらい、と言う難点があります。
女子なら、間接も柔らかいのですぐにコツを掴んで、日々の取り出しに支障はなくなるでしょうが、ゴツい指の男子は慣れないかも知れません。
ですから、逆にすぐに使わない携帯ラジオなどをこのサイドポケットに入れておくのもいいかも知れません。
■ 肩ひも ■
以上のものを入れて背負ってみたところ、トリーバーチのリュックより軽く感じられたのは事実です。
クッション性のある背当ても心地よいですし、大きさも思った程小さすぎず、
体にフィットしています。
歩き回らなければ、皆さんに不評の肩ひもがずれる問題は発生しないのかも知れません。
あるいは改善されたのかも?
とにかく、背負っているだけなら、
これだけ重い荷物を入れても、全く不具合はありませんでした。
(不具合が出たらまた報告します)
■ チャック ■
開口部がチャック式なのも、マリメッコを選んだ理由の一つです。
ただ、チャックに関しても、様々なレビューが「あけづらい」と書いていました。
確かに、キプリングの開けやすさに慣れていると、ちょっと引っかかる気はします。
ただ、みんなに好評のポーターもチャックは開けにくいので、
ほかが良ければオーケーとするなら、マリメッコも充分ドンマイです。
私が荒い扱いをするせいか、トリーバーチのカバー部の磁石の周りの布が千切れてしまったので、
次に買うなら磁石ではなくチャック式がイイと思っていたため、ほぼ満足です。
■ 総評 ■
テンションが上がりますね♪♪♪
とにかく、背負って姿見で見ると、フォルムが本当にカッコいい。
リュックのボテッとした余分な部分を削ぎ落としたようなカッコ良さがあります。
見た目は小振りなのに、かなりの荷物が詰め込めるのも良いし、
背負ってみると軽く感じるのは最高です!
紐が肩に食い込まないので、街歩きがいっそう楽しくなりそう♪
ママ・バッグのバディーを買って、
しばらくしたら街歩き用にメトロも…と言う人も多いようですが、
その気持ちがよく分かります。
私は、バディーも欲しくなって来ましたよ♪
メトロが馴染んだら、小旅行用にバディーも買うかも知れません!
緊急避難用にはバディーの大きさがちょうど良いかも!